鉄砲も兵隊も政治家さえも、いらないよ。君たちが望むのは、自由だけでいいよ。
少しく小休止を見たので、かねてから作りたかったものの、まずは第一弾を作って見ました。
1920年代を代表するロシア構成主義の建築家による、さまざまなアイディアはただみているだけで美しい。
鉄骨やコンクリートのもつ美しさが、ありありと表現されているからです。
それを用いて、Tシャツを作ろうカナとかねがね考えていたのです。
ブルハTシャツは以前つくったけれどね。
昔からCDジャケットを作ってみたり、歌詞カードを作ってみたりするのが数奇だったのですが、今回はロシア構成主義に特化して、一連のものを製作してみたいと思いました。
マ製作っていっても、どこかの専門書からカッコイイ柄を持ってきて、プリント転写するだけですが。
さてこれは以前語った、当時の建築家を代表する不遇の天才、イワン・イリイチ・レオニドフの有名な設計競技案、「重工業省コンペ案」です。
もちろん実現はしてませんし、このコンペ自体もいろいろとあり、一等さえ発表されなかったという話です。
それでもレオニドフの才能が最大限に発揮されたものといわれる。
写真じゃなく、スケッチですからすごい。
横の文字は私がフォトショで入れました。ロシア語で彼のフルネームを入れました。
結構気に入ってます。
やはりこのデザインの良さが分かる人にはわかるようで、着ていったら3人くらいから
「お、それなに」
といわれました。
彼の語ったといわれる言葉で、ひときわ印象に残っている言葉があります。
彼は
「人間は自然を征服するのでなく、それに身をゆだねることによって生きていくべき」
という理念をもっておりました。
環境問題を考えると、それは現代にも適応しうる考えかと思いますが。
快適に過ごすにはもはや自然を抑制して改造して、極限まで住みよいようにしてしまうのが現代です。
レオニドフはそれを「贅沢」と呼ぶ。
「自然と共生していくには、我々は贅沢を禁じて不便に慣れるような生活スタイルを考えなくてはいけない」
そういった考えを持ちつつ、彼は高等芸術学校「ヴフテマス」の教職についてからだったと思いますが、「マグニトゴルスクの都市計画案」を製作。
詳しいことはよくわかりませんが、その案をみるとどうも屋根などがない、ちょっと普通に生活するにはどうだろう?という箇所などもみえる。
それである人がレオニドフに質問をしました。
「雨が降ったらどうするんだ、イワン・イリイチ?」
すると彼はこう応じたといわれています。
「傘をさすか、ちょっと濡れればいい」
なんの変哲もない言葉、マ当たり前だという言葉であり、なんともファンタジックな言葉ですが、私にはなぜか、これが強く頭に残ります。
私もロマンチストだからかしら。
雨がふる?そんなのは大した問題じゃないんだ。
道も濡れる。
壁も床も、何もかも濡れる。
でも草木だって、濡れる。
人間も濡れればいいじゃないか。
という感じで言った・・・わけではないでしょうが、なんとなく響きがファンタジカルで奇でした。
でも別の見方をすれば、こういった自己を極限まで追い詰めるハイパー・ストイックな考え方の中に、以前書いたKGBや戦闘機デザインなどの議論にも通じる
「機械≒人間」
という、当時を象徴する考え方が隠れているようにも思える。
まぁそんなたわ言はどうでもいいですが、これは成功でした。
他のも時間をみて作っていこうと思います。
たまにはこういうことをしないと息抜きになりません。
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